ひつじに惹かれる、羊毛ワークに備えて

ねこ、うさぎ、くま、いぬ、ぶた、うま、などなど、お気に入りの動物がある方多いと思います。世界中でうさぎやくまは人気が高いですし、日本と違うなと思うのは、ドイツの女の子たちにとって馬は憧れの的で大人気とのこと。確かに、ドイツのおもちゃ売り場でシュライヒの馬の種類は数え切れないくらいで、こんなにあったのかーと感心しました。

私にとってのそれは、ひつじです。ドイツからの工芸品には羊も多いので、ついつい扱いが増えてしまいます。

次の1dayラボは羊毛研究なので、ひつじのことをいろいろお聞きしてきたのですが、ひつじのこと好きでしたけどまだまだ知らないことがたくさんあって、知れば知るほどおもしろく、ますますかわいいと思うようになりました。

こちらは曽野木におりますひつじさん、チェビオット種とのこと。美人さん。おでこに毛がなくて耳が立っているのが特徴のようです。山岳地帯のひつじさんで、エルツ山地の工芸品にもこの子たちかなと思われるものを見かけます。

ひつじのいろんなエピソードがおもしろかったのですが、その中で気に入ったお話。

ひつじの毛刈りは5月頃行うのですが、それは3月頃に生まれたこひつじさんたちが、お母さんに毛がないとどれが自分のお母さんかわからなくなるから、離乳してから毛刈りするんです、と。そして放っておくと1月くらいに出産するので、3月頃の出産になるようにちょっと男の子と離しておいて調整するんです、と。1月出産の3月毛刈りはまだ寒いですもんね。

人間の都合のようですが、ひつじは人間と共に生活する動物なのです。そういえば野生の羊ってあまりイメージにありません。

種による毛の特徴や、1年伸ばしっぱなしで洗わない羊毛の匂いなど、1dayラボでも実体験してみようと準備中です。羊の毛はいろんなものになることも。